幼なじみはアイドルの先輩
「嬉しいお誘いだけど、娘に結構コーヒー飲まされたからもう勘弁して。近くに公園あったでしょ?天気もいいからそこ行きましょう」


どんな理由であれ、杏の自宅から離れることには変わりはない。


追い返される心配はなくなった。


週末の公園には家族連れや、ジョギングしてる人がたくさん……いなかった。


都内の公園かと目を疑いたくなるような光景だ。


野良猫が私らに見向きもしない。


「寂しいねえ。猫ですら冷たいわあ」


「いつもは賑やかなはずなんですけどね」


途中の自販機で買ったスポーツドリンクを飲んだ。


食べ物はまだ受け付けないが、飲み物はやっと受け入れたくなった。


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