幼なじみはアイドルの先輩
「本人にはその気なんてないみたいだな。気の早いことに、どこの高校行こうか相談してるみたいだ」


「気が早いな」


「俺からは言わないつもりだ。やる気があれば自分から言うタイプだが、どうもその気はないようだしな」


「親の姿を見てたら、ためらうのもわからなくはないか」


「そういうことだ。誰に似たかはわからんが、賢いよ」


父親として娘を守ったが、アイドルの夢は消えてはいないよ。


高校の話は、仮にアイドルとして芸能活動をスタートしたした場合に、支障がない高校はどこになるのかと言う話だ。


うちの家族は合格前提で話を進ませているから困ったもんだよな。


< 1,706 / 2,020 >

この作品をシェア

pagetop