幼なじみはアイドルの先輩
枝豆がどうしても食べたくなったので、また注文した。


「なるほどね……。路線はブレないか」


「他と違うことしないと生き残れないよ。杏ちゃんは見事生き抜いているし」


「桂木エージェンシーの優良なモデルケースになってよかったな」


桂木の眉がわずかにピクリと動いた。


今の言葉お気に召さなかったか……。


「奈未ちゃんはいまいくつだ?」


「なんだよ……。中2だよ」


「アイドルになる気はないのか?」


前触れもなく奈未のこと聞いてきやがった。


言うまでもなく、桂木がその先何を言うかはわかりきってる。


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