幼なじみはアイドルの先輩
シロップが小山内の薄桃色の唇についてるのにまだ気づいていない。
今光宏がコーヒー持ってきたけど、どんなリアクション見せてくれるかねえ。
「お客様、口元にシロップが」
「え?そうですか?」
「あの……、よろしければこれを」
光宏がエプロンポケットからポケットティッシュを取り出した。
「すみません。ありがとうございます」
光宏の手と小山内の手がわずかだが触れた。
「……ごゆっくりどうぞ」
光宏の背中が生き生きしてる。
こんなんで満足なのかよ。
マドンナはこれっぽっちも意識なんてしてないけどな。
「俺は音楽以外は桂木の方針に従うだけだから、特に異論はない。向こうで彼と話すけど、基本的にOKだよ」
今光宏がコーヒー持ってきたけど、どんなリアクション見せてくれるかねえ。
「お客様、口元にシロップが」
「え?そうですか?」
「あの……、よろしければこれを」
光宏がエプロンポケットからポケットティッシュを取り出した。
「すみません。ありがとうございます」
光宏の手と小山内の手がわずかだが触れた。
「……ごゆっくりどうぞ」
光宏の背中が生き生きしてる。
こんなんで満足なのかよ。
マドンナはこれっぽっちも意識なんてしてないけどな。
「俺は音楽以外は桂木の方針に従うだけだから、特に異論はない。向こうで彼と話すけど、基本的にOKだよ」