幼なじみはアイドルの先輩
「やっとここまで来たな。よく頑張ってきたな」


社先生が優しく頭を撫でてくれた。


今までこんなことされてこなかったのに。


……まるで本当の父親みたいに見えちゃう。


「……ゆかり、目から汗が出てるなあ」


「え!ホントですか?」


私が確認するまでもなく、社先生が頬からこぼれ落ちてくる汗をそっと拭き取ってくれた。


「このまま何も問題なければ11月の終わりぐらいに会見に行ってもらうよ」


「わかりました」


「グループも今年一区切りして、来年からはまた新たなガーネットグローブを魅せていかないとな。ゆかり、まだまだ頑張らないといけないぞ」


「はい。死ぬ気で頑張ります」


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