二百文字小説【小さな玉手箱】
《12.白紙の手帳》
少し早めに買ってきた来年の手帳。
毎年、予定が書いてあるのに白紙にちかい状態だ。
一緒に遊びに行く友達がいないとか、そんな寂しさはなくて。
もう一冊の違う手帳が来年のために用意してある。
「また、手帳出しているのか」
「見ると幸せな気持ちになれるから。メモ欄に名前書いていいかな」
あなたと会えるのを楽しみにしているんだよ。
育児休暇をとったら、頑張ってとも言われたの。
元気な経過を母子手帳にも記していかないとね。
少し早めに買ってきた来年の手帳。
毎年、予定が書いてあるのに白紙にちかい状態だ。
一緒に遊びに行く友達がいないとか、そんな寂しさはなくて。
もう一冊の違う手帳が来年のために用意してある。
「また、手帳出しているのか」
「見ると幸せな気持ちになれるから。メモ欄に名前書いていいかな」
あなたと会えるのを楽しみにしているんだよ。
育児休暇をとったら、頑張ってとも言われたの。
元気な経過を母子手帳にも記していかないとね。