二百文字小説【小さな玉手箱】
《63.思い出の図鑑》

 本棚に本が収まらなくなったので、娘と整理することにした。

 必要な書籍と処分する書籍で分けていく。

 最後に厚い植物図鑑が出てきた。

 私が子供の時に買ったものだ。売れるか確認するために開く。

 すると、たくさんの四つ葉のクローバーが落ちた。

 思い出した。乾燥させようと押していたものだ。母と頑張って探したっけ。

 四つ葉のクローバーは取り出して、図鑑は本棚へ収める。

「これなーんだ?」

 クローバーを見た娘が、笑顔を見せた。
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