二百文字小説【小さな玉手箱】
《74.特急電車》

 私は鉄道マニア。特にダイヤグラムを熟知している。

 今日は用事があるので、お隣さんに留守にすると告げてから電車に乗った。

 時間を短縮するために特急電車を乗り継ぎする。

 通常の乗り継ぎとは数十分の違いがあるだろう。

 目的地で用事を済ませると、別の特急電車で帰った。

 翌日、家の呼び鈴が鳴った。開けると男性が二人立っていた。

「別居中の旦那さんが何者かに殺害されました」

 大丈夫、アリバイは完璧だ。私は絶対に捕まらない。
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