初恋ウエディング~交際0ヵ月の求愛~
高木院長の見解通り、我が子は難病指定されている「左室低形成症候群」
彩名も同じ病だった・・・

院内では俺達の子供の為に医療チームが結成された。
運命と言うのは時には残酷なモノだと思う。
まだ、生まれてもない我が子が彩名と同じ病を持っていた。

「代われるものなら代わってやりたいな・・・」

「爺ちゃん?」

爺ちゃんは癌ではなく肺炎で入院していた。


「どうして知ってるの?」

「捺から強引に訊き出した・・・」

「爺ちゃん・・・」

「柚希、お前は我が子を救う為に、神様が医者にしたのかもな・・・」

「爺ちゃん・・・」

「わしはもういい。十分に生きた。だが、眞彩さんのお腹の子は絶対に死なせてはならん。
絶対にだ。その子はわしと捺、桐生家と相馬家の繋がりの証だから・・・」

「言われなくても…わかってる」

爺ちゃんの言葉通り、医者が天職になったのは我が子の救うためだったのかもしれない。

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