光の少女Ⅴ【決戦編】

第2章 接触

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「ったぁ・・・」


地に叩きつけられ、花音はゆっくり起き上がると辺りを見回す。

そこに先程合流したばかりの三人の姿はない。


(ま、また一人・・・?)


そう思いながら、改めて辺りを見回す。

辺りには霧が立ち込めていて視界が悪く、何だか空気も重い。

それでも誰かいないかと花音は、警戒しながら歩き出す。

そして少し歩いたところで、不意に誰かに腕を掴まれた。


「やっ・・・!」


反射的にその手を払い、両手に力を込める。


「待てっ、俺だ!」


両手の光球を放とうとした所で、聞こえてきた声に力を四散させる。


「封魔さん?」

「ああ」


さっきは咄嗟に攻撃しようとしてしまったが、相手をよく見れば、確かに封魔だった。
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