光の少女Ⅴ【決戦編】
2

狭い城の中から花音達が出てきた時には、その間にも巨大化し続けていたのだろう黒姫に耐えきれなくなったらしい城が崩壊し始めていた。

天井を突き破り、外から見えている黒姫の顔は、既に彼女の元の姿とはかけ離れていて、口は裂け、目も鋭くつり上がり、紅くなっていた。


「一体、何が?」

『ふふふ、あははははは』


そのまま笑い出したかと思えば、狂ったような笑みを浮かべたまま、見下ろしてくる。

それと同時に、城を突き破るように触手が飛び出してきた。


「ちっ!」


舌打ちした風夜がそれを切断しようと風の刃を放つ。

しかし、逆にそれらが薙ぎ払われ、触手を傷付けた様子もなかった。
それどころか、勢いを増して、花音達に襲い掛かってきた。
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