もう一度・・あなたと
叶うなら

お母さんに経過を話し
「ドクターの許可がでるまで
通院してください。」と、話した。

お母さんは、
「門倉先生、本当にありがとうございました。
飛鳥が、ここまでになるとは、
主人も私も、思ってなくて·····
本当に、門倉先生だから
快復することが出来ました。」
と、言われたから

怜音は、
「飛鳥さんの頑張りです。
本人のやる気がないと
いくら、私達がやっても
届きませんから。
ですが、この何日かの飛鳥さんは
元気がなくて、スタッフの間でも
心配の声があがってます。

なぜか、訊ねても答えが
ありません。
私の力不足で申し訳ありません。」
と、怜音は言った。

飛鳥は、
「レンの力不足とかじゃない。」
と、慌てて言った。

怜音は、
ん?と思っていたら

飛鳥のお母さんが
「門倉先生、
飛鳥は、先生を酷く傷つけました。
でも、飛鳥には、ずっと先生しか
いないんです。
ずっと見てきた、私にはわかります。

できましたら、先生に
ずっと、飛鳥のそばにいてほしい
と、私は思っています。
勝手なこと言って、すみません。」
と、言われると

飛鳥が
「母さん!!
レンに、無理なこと言わないで。」
と、叫ぶと

お母さんは、
「あなたが、元気がないのは、
門倉先生と会えなくなるからでしょ。
素直じゃないわね。
あたって、砕けろ、でしょ。」
と、言った。
< 60 / 71 >

この作品をシェア

pagetop