魔王のオモチャ
「あっ…!!
サビトさんに会いに行くんですか!?
ちょうど良かった…
私もサビトさんに用事があったんです!!」
「えっ…?」
サビトって人に用事…?
まさか、嘘ついてまで俺たちと行動しようとしている…?
「サビトと、どういう知り合いなの?」
シャーナが女の子の言葉に疑い始めた
「サビトさんは……
私の魔導士の師匠なんですよ
いわば、私とサビトさんは師匠と弟子って感じです」
「えぇ…っ!?」
マジか…?
この子、魔導士だったのか…?
まあ、言われてみれば……
それらしい格好しているけど…
「………本当なの?」
「本当ですよ…っ!!
今もサビトさんのおつかいで、この街に立ち寄っただけなんですから…っ!!」
女の子は嘘をついてるようには見えなかった…
だけど、こんな偶然あるのか…?