同・棲・同・盟!
「まったくおまえは・・・朝からぶっ飛んだ思考してるんだなぁ」
「うっ。すみません」
「謝ることじゃない。それに、おまえはいびきかいてなかったよ」
「・・ほ、ホントに?」
「ホント。それより、おまえはいびきかくのか」
「さあ。寝てるから分からないです」と私が答えると、日田さんはもっと笑った。

「やっぱおまえ、面白いな」
「が・・ど、どうも、です」
「朝メシ食べようか」と言いながら、キッチンの方へ歩いて行く日田さんに、私は慌てて「あぁはいっ」と返事をした。

そして、白い半袖Tシャツ越しに見える日田さんの男らしい背中を見ながら、一方後ろをついて歩く。

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