同・棲・同・盟!
せめて見送りくらいしようと、日田さんの広い背中を見つめていたら、4・5歩歩いたところで、日田さんが「あ!」と言って、クルッと私の方をふり向いた。
そして焦った口調で「大島っ」と言いながら、また私の方へ戻ってきた。

「いっ!?はいっ?」

何だろう。
私、また仕事でミスした?
いやいや、仕事以外でもミスしまくってるからなぁ・・・。
でも日田さんは怒っているようには全然見えないんですが。

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