どこまでもパラレル
葬儀は滞りなく進行し、通夜振るまいの席へ案内された。
どちらからともなく直矢と歩み寄った。
「やあ」
感情の読み取れない表情で直矢が声を発した。
「お久しぶり」
私はどんな表情をしているだろうか。
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