Chat Noir -バイオハザー度Max-



カリンちゃん大丈夫かな…


だって見るからに儚げだもんね。病弱な美少女って絵になりすぎるよ。


引き換え私は…?昔からめったに風邪もひかない超!健康優良児!!


って比べる対象じゃないって。





『朝都は俺が居なくても大丈夫そうだし』




昔の男の台詞を思い出して、ちょっとズキリと胸が鳴る。


でも…


――――カリンちゃんはお父さんもお母さんも今居なくて


頼れる人もいなくてたった一人


心細かっただろうな。




―――倭人が居て良かった。





パタン


私は温泉雑誌を閉じてため息。





嘘。




私、ホントはイヤな女だ。


良い子ぶって「平気」なんて言っちゃったけど、ホントは





どうしてすぐに連絡くれなかったの?


どうして私のところに来てくれないの?


どうして私じゃなくカリンちゃんの傍にいるの?





可愛くて、優しそうで、儚げで―――守ってあげたくなる女の子。


そして倭人のずっと近くに居る子。


倭人の隣に並んでいても違和感ない子。



こないだロシアン葵ちゃんから電話が掛かってきたばかりだし、



それを考えると意味もなく



凄く、すごく―――




不安になるよ。







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