EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ【白魔編】

「わあ…!ドアが可愛い!」

なんと扉の形がそれぞれ違い、ハート、ダイヤ、クローバー、スペードとなっている。

「中も可愛いんだなこれが!」

言いながらランベルトはハートの扉を開けた。

そこにはピンク色の壁に囲まれて、ふわふわの白のソファーやウサギのマークが入ったベッドなどがある。

「ちょっと前に改装してね。お化け屋敷だった我が家があら不思議!ワンダーランドに大変身!」

「ワンダーランドはいいけどさ、なんでベッド?柩は?」

「えー、柩って可愛くないじゃーん。ベッドの方が寝心地いいじゃん」

「……だから機内でもベッドだったのか」

「もと人間様だからね。えっへん」

偉そうに踏ん反り返るランベルトを横目に白魔は小鳥の肩に手をかけた。

「この部屋にしようか。新婚だからハートでいいでしょ?」

「はい」

異論はないので小鳥は笑顔で頷いた。








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