彼に惚れてはいけません

「出来上がり~!」

真っ白なお皿の上のオムライスは洋食屋さんのオムライスのようだった。

手際よく2人前作っちゃうところも尊敬しちゃう。
確実に私よりも料理が上手。

「チーズインオムライス」

「やったぁ。いただきます!」

一口食べた私は、あまりの美味しさに目が潤むほどだった。

「美味しい!!すごい!!吉野さん」

「まぁ、これは俺の鉄板だからな」

と照れ臭そうに笑った。


美味しいオムライスを食べているうちに、さっき感じた違和感のことは頭から少し消えていた。


実際、一人暮らしの男性の部屋に行った経験もないわけで、比べる対象と言えば映画の中。

そりゃ、現実味を出す為に映画の中の部屋ってのはある程度散らかっているわけで。


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