彼に惚れてはいけません

私はアイスラテを手に持ち、彼の向かいの席へと腰掛けた。

目覚めた時、どんな顔をするだろう、とちょっと楽しみだったけどもしも彼の会社がこの近くだったら、同僚や上司に見られて困ったりしないだろうか。

でも、私はその場を離れることができなかった。

少し見える彼の寝顔を見つめながら、想う。
日本人離れした顔立ちだなぁ。

例えるなら、
映画ノッティングヒルの恋人で有名なヒューグラントのような。

垂れ目具合も、くせ毛具合もとても雰囲気が似ている。

でも、でもね、
違うのは・・・・・・このよだれーーーーー!!

残念!!


推定年齢は、結構上かなぁと思う。
33ってとこかな。

私が25だから、8個も上かぁ。
って別に彼とどうこうなるわけないんだし、彼にはかわいい奥さんと娘さんがいるはずなんだ。

私は、ずっとYOSHINOさんのことを見つめていた。

指先、髪、顔。
でも、チェックできない場所があった。

おでこをのせているので、左手の薬指は見えない。


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