青空の下月夜に舞う 2


「元々我慢する子だって、話をしてくれたんだけど、お兄さんと仲良かったのが、よそよそしくなったって」


「……」


「そこで、お兄さんと話せれば大分話が見える気がして。でも名前を聞いて吃驚。原嶋雄大だし」



名字は違ったけど、よく一緒に居た私達。
小さな頃から一緒に居すぎて。

……だからきっと、雄大が歪んでしまったんだ。



「そこからは早かった。……高校入学をきっかけに一人暮らしを始めた事に至るまで」


なるべく裸女は、穏やかに話してくれているんだと思う。

でも少しずつ。



声が震えていた。
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