背中合わせの恋
「気に入ったみたいだな」
「うん」
「・・・入って右が神崎の部屋になってるから」
「そうなの?」
個室まであるんだ・・・
「一応、2人の個室と寝室、客室があるらしい」
「使わないでしょう」
「あって損はないだろ」
「そうね」
個室があるのに寝室があるってことは2人でそこで寝ろってこと?
親たちの考えてることは分からない
「神崎、少しいいか?」
「うん」
「決めておきたいことがある」
「うん」
それは私も思っていた
「婚約発表した以上今までみたいには行かない」
「そうだろうね」
お互い婚約者だと知ってはいたけど、全く関わらず他人状態だった高校時代
大学ではそうもいかない
「父親から関係は隠すなと言われている。極力行動を共にするようにってガキみたいな指示設けた。
親の言いなりになりたくないけど、そうすることが一番だと思う」
「うん」
「神崎、学部は?」
「医学部」
「は?医学部?」
「何?そんなに意外?」
別におかしくないでしょ
医学部選択しても