すでに恋は始まっていた
「別荘にはよく行くけど、いつもお父さんかお母さんがいたから覚えなくても良かったんだ!」


「今回は私達だけだから、わざわざ勉強したの?泉。ごめんね。私そこまで頭回らなかった…」


《私も勉強しておけば良かった…》


「いいよ!葉月はアメリカに行くなんて知らなかったでしょ?言ってなかったのは私なんだから!」


「ありがとう」


葉月のしょんぼりした顔が笑顔になって泉も少し安心した安心顔をしている。


「ねぇ!それよりさ、せっかくハワイに来たんだから海行こうよ!」


私のその一言で全員水着に着替え、海に行くことになった。

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