動き出した、君の夏
『校則でも充分ミニじゃん!!』
「あたしには足んない」

まぁ、そんだけ細くて長い足だったら出したいよね

『じゃあもっと気をつけなよ。瑞希のファン多いんだから』
「は?冗談言うなよ」
『そんな怖い顔しなくても…』

でも、ホントだよ?
瑞希黙ってたら学年で1、2番を争う美少女なんだから…
まぁ、喋りだしたら酷いけど;

『それにしても瑞希、よく入学して2年間何も言われないねー』

語尾を延ばしながら下から上まで瑞希を見た
スカート超短いし
シャツのボタン開けすぎだし
部活以外はスーパーロングの髪、下ろしたまんまだし
ピアス穴だって開いてるし
…何より…

普通制服のリボンをネクタイにしますか!?
ウチの校則結構厳しいのに…

「は?」
『風紀委員とかに捕まんないの?』
「…捕まったことすっげーあるけど、逃げた」
『はぁ!?』

マジですか…

そんなことを大声で離していると、教室の前に着いた

瑞希がドアを開けた

がらがらっ

「お、おっす瑞希ー!!」
「よー裕樹」
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