新選組と最強子供剣士
立の報告に、僕は思わず首を傾げる。


3人?


二手に別れたわりには少なすぎる。


「別の襲撃?」


「いえ、その3人は恐らく伝令役か何かだと思われます。即刻排除しました」


「そう‥‥‥‥よくやった。怪我は?」


「ありません。正々堂々と戦ったわけではありませんから」


立はそう言って美しい笑みを僕に向ける。


どうやったかは聞かないでおこうか。


「隊長、私のことより隊長の怪我です」


「相手が15だったから。手練れも2人いたし、
流石にきつかった」


「あの剣術を使ったのですか‥‥‥」


立が悲しそうな顔をした。


僕が師に仕込まれた暗殺剣。


少しの怪我くらいなら、たとえ斬られようと前に進み相手を斬る。


ふむ、仲間にそんな顔をされるのは困るな。


「立、怪我の手当てをしてくれないか?」


「!‥‥‥‥はい!」


返事をすると、立は必要なものを取りに行く。


僕はそれを確認すると、壁にもたれて地面へと座り込んだ。


「フゥ‥‥‥」


「にゃ~」


ようやく落ち着き小さく息を吐くと、叶が隣にやってきた。


「叶、今日はお手柄だね」


そう言って今日に向かって微笑む。


「ふにゃ~」


褒められたらのがわかったとか、叶は僕につく血の匂いも気にせずにすり寄ってきた。
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