新選組と最強子供剣士
軽い営業妨害発言を言う。


人間、気に入ったら欲しくなるもんなんだよ。


「小僧‥‥‥」


「お願いします」


親父さんの目を見て言い、頭を下げる。


あれ?僕の年齢って刀持っていいのか?


ま、それはどうでもいいや。


「‥‥‥三日後、またきな」


「え?」


「新しい鞘とそれ鍛えといてやるから、三日後にまたきな」


「親父さん、ありがとう!」


よっしゃあー!小太刀ゲットー!


小太刀を親父さんに渡し、スキップでもしたいくらい喜ぶ。


うわぁ、こんなに喜んだの久しぶり。


「親父、いいのかよ?」


「‥‥‥いい刀は使い手を選ぶんだそうだ」


「は?」


「こいつは、あの小僧を選んだんだろ」


「‥‥‥」


「親父さん、金は?」


「いらねぇよ。どうせ出来損ないのとこに入ってた刀だ。そろそろ処分しちまうつもりだったしな。あの小僧が見つけなかったらどっちにしろお払い箱さ」


「そっか。じゃあ、またくるよ。剣壱君、行くよ」


「あ、はーい!」


いかんいかん、喜びの余り鼻歌歌ってた。


「親父さん、またくるね!」


「おう」


親父さんと金田さんと別れ、僕は刀鍛冶屋を出た。










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