新選組と最強子供剣士
逆に沖田さん達2人より強い人を探す方が難しいくらいだ。


「沖田さんと斎藤さんは強いよ。でも、実戦では近藤さんと新八さんが強いんじゃないかな」


「どういうこと?」


「近藤さんと新八さんは実戦で本領を発揮できると思うの。人って実戦で10割、つまり本当の本気を出すのは難しい。

だけど、近藤さんと新八さん、特に新八さんは高い判断力と洞察力は実戦でしか発揮できないと思う。まぁ稽古してる時より、実戦での方が強いってことかな」


「随時新八さんを高く評価するんだね」


「うーん、それはまぁ‥‥‥だけど、やっぱり実戦で1番強いのは近藤さんだと思うよ。本当の実戦姿を見てないから、ほとんど推測に過ぎないんだけど」


沖田さんと話していると、注文したうどんが目の前に置かれた。


うわぁおいしそう!


なにげにうどんって久しぶりかも。


「いただきます」「いただきます」


‥‥‥‥うめぇ!


いやぁおいしい!本当においしい!


「沖田さん、次は僕が質問するね」


「え、あ、うん。何?」


「実は迷子になってる時、お梅さんって美人さんに会ったんだけど知ってる?」


「あ~会ったんだ。知ってるよ。新選組でも有名な人だし。芹沢さんのってのもあるんだけど、やっぱりあの容姿かなぁ。

かなり美人だったでしょう?愛想もよくて人気が高いんだ」


「そうだったんだ」


人気高いのか。


じゃあ隊士の人達にも話聞こっと。


「じゃあ2つ目。沖田さんから見て、芹沢さんの印象を聞きたい」


「僕?そうだな‥‥‥」


しばらくの間考え込む沖田さん。


土方さんの話からしても、芹沢さんが悪い人という印象はある。


自分の欲望に正直な人なのだろう。


だけど、僕はそれを完全には悪いことだと思っていない。


人間はそういう生き物だからなぁ。


「僕は芹沢さんのことは嫌いじゃないよ」
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