帰り道
あの頃のことを思い出しながらお風呂に入った。
いつから一緒にいるのかわからないぐらいずっと一番近くにいた拓哉。
当たり前のようにそばにいてくれたのにいつからか当たり前が当たり前じゃなくなった。
拓哉が急に来なくなったときすごく淋しかったのを覚えてる。
噂で拓哉に彼女が出来たと聞いて少し淋しかった。
それと同時に拓哉が来ない理由に納得したっけ。
幼なじみはいつまでも一緒にいられる関係じゃないんだって。
偶然同じ高校に入っても通学路が一緒でも会うことはすごくまれだった。
近いようで遠い存在。
そんな言葉がピッタリになってしまった拓哉。
今こんなに近くにいるけどきっと何か昔とは違うんだろうな。