帰り道



行き慣れたコンビニだけど最近は●●町っていうだけでハルに会えないかと思ってしまう。


まぁ もちろん会えるハズもなくこのコンビニがハルの家から近いかもわからないから無意味な考えであるとはわかっているけどそんなことを考えてしまう。


温かいコーヒーとパンを買ってコンビニを出る。


コンビニの向かいにはオシャレなカフェがある。ハルと同じく●●町に住む高島さんはここに何回かは行っているハズだ。


理由は簡単。

高島さんはオシャレなカフェが好きでなおかつその彼氏でありあたしの幼なじみの拓哉のバイト先でもあるからだ。


高島さんというワードを聞くだけでなんだか気が重くなる。


しっかり見るからって‥どういう意味でそうハルに言ったんだろう。


高島さんは拓哉を好きでいてくれたらいいのに。あたしの本音はハルの幸せとは逆の場所にある。それがすごく苦しい。


「はぁ‥」


いい加減帰ろうと原チャに乗りエンジンをかけようとして思い付く。


拓哉今日バイトかな?拓哉がバイトだったらラテとか奢ってくれるんだけどな。


変な下心でカフェの近くに寄って中を覗き込むけれどその姿はない。


つまんないの。
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