帰り道



「ちょ‥お前これ原チャだろ?ポリに捕まるぞ?」


そう言って原チャの前に立ち尽くす拓哉の腕を再び引っ張り無理矢理乗せる。


「グダグダ言わないの。動くよ」


突然の発進に驚いたのか


「うわぁ」


という声と同時に後ろから抱き締められるような形になる。



お願い、警察さん。今日は来ないでよ 見逃してね。


あたしは拝むような気持ちで家路を急いだ。



拓哉はそのまま頭をあたしの背中にもたれるようにして黙って乗っていた。
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