覇狼
紘「さて、と………」
幹部室のソファに全員が座ると、ひーくんが口を開いた。
紘「くぅちゃん?」
『紅、何言った?』
紘「……………小学生のころのこと」
ふ〜ん…………
誰にも言わないって約束したのに………
『んー、まぁ紅の言うことは事実なんじゃない?なんせ、ずっと私と一緒にいるし』
葉「ずっと……聞きたかったことがある」
『?』
葉「あのあと……なにがあったの?」
葉月が言ってるのは、私達が関わった事件の話。
『どこまで覚えてる?』
葉「ほとんど……覚えてないんだ。…………炎の中から"にげろ!!"って言われて……ただ、走った………」
にげろ
そう叫んだのは私。
みんな聞き入るように視線を私に移す。
これは………正直に話そう。
葉月は被害者なんだから。