覇狼



紘「さて、と………」



幹部室のソファに全員が座ると、ひーくんが口を開いた。


紘「くぅちゃん?」


『紅、何言った?』



紘「……………小学生のころのこと」



ふ〜ん…………


誰にも言わないって約束したのに………



『んー、まぁ紅の言うことは事実なんじゃない?なんせ、ずっと私と一緒にいるし』



葉「ずっと……聞きたかったことがある」


『?』


葉「あのあと……なにがあったの?」



葉月が言ってるのは、私達が関わった事件の話。



『どこまで覚えてる?』



葉「ほとんど……覚えてないんだ。…………炎の中から"にげろ!!"って言われて……ただ、走った………」


にげろ


そう叫んだのは私。



みんな聞き入るように視線を私に移す。



これは………正直に話そう。


葉月は被害者なんだから。




< 106 / 113 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop