恋する時間を私に下さい
「リリィ…」

耳に息を吹きかけた。
ビクビクと震えるヤツを抱きしめて、俺はこの先の人生を、共にやり直す決意を固めた。




「俺……漫画やめるよ……」


礼生さんの言葉に耳を疑いました。

私達が辿ってきた道が消えそうなことを、気の遠くなるような思いで、聞いてましたーーーー


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