恋する時間を私に下さい
礼生さんが漫画を描き始めたと聞いたのは、私が手紙を贈った三日後のことでした。
アシスタントのスグルさんはその話を聞いて、「やっとヤル気になったのか…」とボヤいてたそうです。
「素直じゃないんだよ、あいつ」
トドロキさんは呆れるように言いました。
「緒方さんのこと一番心配してるくせに、いつも悪態ばっかついてるんだよな!」
予備校の課題を片付けながら、アラシさんは笑った。
「それでも召集かかったら一番に駆けつけるぞ、きっと!」
楽しそうに予測するセイジさん。
コウヤさんのいないアシスタンさん達の顔を眺めながら、皆いい人だな…と思いました。
「…リリィちゃんが今読んでるの、レイさんのマンガ?」
手の中を指さして、トドロキさんが聞いてきた。
カバーを掛け一見何を読んでるか分からないようにしてたのに、絵を見ただけですぐに言い当てられてしまいました。
「うん…どんなのを描いてるか、一度読んでみたいと思って……」
最初に読んだものとは違う作品をルナに頼んで買ってきてもらった。
「…なになに⁉︎ BL ⁉︎ リリィちゃん、そういうのが趣味なの⁉︎ 」
アラシさんが身を乗り出した。
「アホか!…っんなワケねーだろ⁉︎ あんなマンガ読んでるリリィちゃんなんか、想像できるか!」
なぁ?と、セイジさんから同意を求められて肩をすくめた。
「…そうですね…さすがにそれはニガテかも……」
アシスタントのスグルさんはその話を聞いて、「やっとヤル気になったのか…」とボヤいてたそうです。
「素直じゃないんだよ、あいつ」
トドロキさんは呆れるように言いました。
「緒方さんのこと一番心配してるくせに、いつも悪態ばっかついてるんだよな!」
予備校の課題を片付けながら、アラシさんは笑った。
「それでも召集かかったら一番に駆けつけるぞ、きっと!」
楽しそうに予測するセイジさん。
コウヤさんのいないアシスタンさん達の顔を眺めながら、皆いい人だな…と思いました。
「…リリィちゃんが今読んでるの、レイさんのマンガ?」
手の中を指さして、トドロキさんが聞いてきた。
カバーを掛け一見何を読んでるか分からないようにしてたのに、絵を見ただけですぐに言い当てられてしまいました。
「うん…どんなのを描いてるか、一度読んでみたいと思って……」
最初に読んだものとは違う作品をルナに頼んで買ってきてもらった。
「…なになに⁉︎ BL ⁉︎ リリィちゃん、そういうのが趣味なの⁉︎ 」
アラシさんが身を乗り出した。
「アホか!…っんなワケねーだろ⁉︎ あんなマンガ読んでるリリィちゃんなんか、想像できるか!」
なぁ?と、セイジさんから同意を求められて肩をすくめた。
「…そうですね…さすがにそれはニガテかも……」