恋愛ケータイ小説倶楽部

ーーーー当日。


私と沙也加は水族館の前で待っていた。


今日は土曜日ということもあってリニューアルしたての水族館は、入場券売場の前から既に行列ができていた。


「ちょっと早く来すぎてしまったかな」


そう沙也加がつぶやく。


今日の沙也加の服装は白地に花柄のワンピース。


それにパステルイエローの半袖カーディガンを合わせていた。


とても女の子らしいデートの王道スタイル。


反対に私はというとボーダーの少し大きめのブラウスに白のショートパンツという、少しメンズライクな感じ……


完全に動きやすさを重視してしまった格好だ。


ちょっと失敗だったかも。


先日梅雨に入ったばかりだというのに今日は天気が良くて、立っているだけで汗が噴き出てきそうなほど暑い。


手を団扇代わりにパタパタと扇いでいた。


頭の片隅にはやっぱり先生がいたけれど。


ーーーそれには気付かないフリをした。



「ごめん、お待たせ」


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