恋愛ケータイ小説倶楽部


***


水族館に入ってわずか10分足らずで出てきた私は外にあるベンチに座っていた。


「……はい」


長谷川くんは私にジュースを差し出してきた。


「あ、ありがとう。あ、お金……」


「いいよ。せっかく来たのに連れ出してごめん」


「いや……」


長谷川くんがこういうことをしたのは何となく分かっていた。

たぶん……


「沙也加と瀬戸くん、二人っきりにさせてあげようとした?」


「あ、バレた?」


「だっておかしいもん」

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