恋愛ケータイ小説倶楽部
「瀬戸とわざとはぐれるようにしよっかとか話しててさ」


そう言って長谷川くんは少しだけ申し訳なさそうに笑う。


「でも、こんなに早くいなくなるとはたぶん瀬戸も思っていなかっただろうと思うけどね」


もし、沙也加にその気がないなら私はこの行為を怒っていたかもしれない。


だけど、沙也加はたぶん瀬戸くんのこと好き……だから。


たぶん喜んでると思う。


「長谷川くんって友だち思いだよね」


「ん?そう?」


私の言葉が予想外だったようでジュースを飲みながら、すこしびっくりした表情をした。


「だって、友だちにここまでお膳立てする人聞いたことないよ」


「んー、まぁ友だち思いっていうか……
自分のためもあるからな」


「え?……自分の……?」


「ま、それはおいおい……って俺らもう出ちゃったからさ、こっからは別々行動ってことでいい?」


「あ、うん」


私はスマホで時刻を確認した。


現在11時半くらい。


今日ここでもう解散なら、小説の修正と続きを書こうかな。


そう考えていた。




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