超能力者も恋をする
予知夢を得意としていたのはすみれの祖母だった。祖母の予知夢はほとんどいう程的中し、すみれの母がどんな男性と結婚するかも予知夢で見て知っていたと言う。
そんな祖母の予知夢はすみれには遺伝はしなくて今まで予知夢を見た事はなかった。
この夢には果たして何か意味があるのか?腕を組んで考えてみるが分からない。

それに、すみれを呼ぶ声は誰なのか?
何だか聞き覚えのあるような気もするけれど、思い出せない。

「うーん…」

ピピピピピピ…

スヌーズになっていた携帯のアラームがまた鳴る。
「あぁっ!大変っ、遅刻する。」
考えても答えは出ないので、急いで支度をして会社に向かった。
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