超能力者も恋をする
始業時間ギリギリに急いで自分のデスクに滑り込む。
「はー、間に合った。」
「おはよう間宮さん。ギリギリなんて珍しいわね。寝坊でもしたの?」

隣の席の林さんに声を掛けられる。
林さんはすみれの一つ上で、髪は艶やかなとても美人な人だ。それでいて仕事もきっちり出来るのですみれの憧れの先輩だった。

「ちょっと朝ゆっくりし過ぎちゃって…」
「あら珍しいのね、お疲れ?
あ、そういえば加藤さんが呼んでたわよ。」

それを聞いて急いで加藤先輩の所に向かった。
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