超能力者も恋をする
「お、間宮。遅かったなー。
実はな、今日一緒に営業に行って欲しいんだけど午後から大丈夫?前に間宮が纏めてくれた資料が良かったから間宮も一緒に行ってプレゼンして貰えると助かるんだよ。」
「午後からですね、大丈夫だと思います。」
「ありがとうー、間宮!じゃ、2時出発な。」

そう言って加藤先輩はニコッと微笑んだ。
「は、はい。わかりました。」

男の人からこうも素直に笑顔を向けられる事はなかったから、頬が赤らんでしまった。恥ずかしいからその顔を見られないように急いですみれは自分のデスクへと戻って行った。
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