超能力者も恋をする
あまりのショックで、頭がクラッとしてくると急に体から力が脱けてぐっと重くなった。

「間宮っ、大丈夫か?わっ!」
クラクラする頭に先輩の声が響いてきて、そのまま先輩に横抱きにされたまま2人一緒に倒れて行った。次の瞬間、すみれの頬に柔らかい感触が降ってきた。

驚いて目を見開くと、先輩の瞳がすぐ目の先にあった。加藤先輩の黒い瞳の奥まで見れた。
先輩の唇と鼻先がすみれの頬に触れている。柔らかい感触を感じていたら、

バシャンっ!

先輩に抱かれたまま2人揃って水面に転んでいき、大きな水音がして頭から水を被ってびしょ濡れになった。
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