超能力者も恋をする
広めのリビングで、室内はきちんと片付けられていてスッキリしている。
隣には台所があり、そこからはとても良い香りが漂っていた。
すみれのお腹がぐーっと鳴った。恥ずかしくてすみれの顔は真っ赤になった。

「座ってて」
クスッと小さく笑って先輩がダイニングテーブルを指差した。

座ってからあっと言う間に食卓には美味しそうな料理が並べられた。
炊きたてのご飯、豆腐と布海苔の味噌汁、赤魚の塩焼き、ほうれん草の胡麻和え、大根と鶏肉の煮物、それに白菜ときゅうりのお漬物。

「これ全部作ったんですか?すごい。」
健康的な食事の数々に驚いた。

「そうだよ。間宮に食べて貰おうと頑張って作っちゃった。デザートにプリンもあるからな。」
またまたニコッと笑って平気でそんな事を先輩は言ってくるので、すみれの顔はまた赤くなった。
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