超能力者も恋をする
机の下や隅を探してみるが、見つからなかった。前に一度ゆきりんのぬいぐるみを見せて貰った事があるが、確かすごく小さい物だったと思う。
「大島さん、どの位の物ですか?」
「んーと、この位。」
大島さんが手で長さを示したが、だいたい5センチ位。
「ちっさ!そんなの小さすぎる!何でそんな小さいのが取り外し出来るんだよー。」
加藤先輩が愚痴をこぼした。
これは、普通に探しても多分見つからないだろう。すみれは机の影にさっと隠れて大島さんから見えないようにして、そっと念じた。
すると、大島さんの机から大分離れた所でカタカタと音がした。
さり気なくそっちの方に行って見ると、離れた部長の机の下に杖が転がってあった。
「あった!大島さんありましたよ!」
「あっ!それだよ、それ!ゆきりんの杖~!」
ドタドタと勢い良く走ってきて大島さんが杖を大事そうに受け取って、ゆきりんのキーホルダーに取り付けた。心なしかゆきりんも杖が見つかって嬉しそうに感じる。
「大島さん、どの位の物ですか?」
「んーと、この位。」
大島さんが手で長さを示したが、だいたい5センチ位。
「ちっさ!そんなの小さすぎる!何でそんな小さいのが取り外し出来るんだよー。」
加藤先輩が愚痴をこぼした。
これは、普通に探しても多分見つからないだろう。すみれは机の影にさっと隠れて大島さんから見えないようにして、そっと念じた。
すると、大島さんの机から大分離れた所でカタカタと音がした。
さり気なくそっちの方に行って見ると、離れた部長の机の下に杖が転がってあった。
「あった!大島さんありましたよ!」
「あっ!それだよ、それ!ゆきりんの杖~!」
ドタドタと勢い良く走ってきて大島さんが杖を大事そうに受け取って、ゆきりんのキーホルダーに取り付けた。心なしかゆきりんも杖が見つかって嬉しそうに感じる。