妖しく溺れ、愛を乞え
「ねぇ……どうして泣いているの? 深雪……ね、泣かないで」
あなたの瞳は、黒の中に、深い青。あたしが映る、深い青。優しくて、胸がいっぱいになる。
泣かなくても大丈夫。あたしが居るから。ずっと一緒に。
それは初めて会った日と変わらないもの。あなたに拾われたあの日、すべてが変わった。
あたしを見つけてくれて、愛してくれて、ありがとう。
そう。愛を欲しがっていたのは、あたしの方。
悠久の時は過ごせないかもしれないけれど、想いは共に居るよ。
ずっと。
了


