メシトモ!
 うん? と、首を若干傾けたあと、ぼんじりを口に入れた。考えるように味わい、ビールを手に取った。

「そうだね。ボンって感じがする。どうしてぼんじりって言うかは知らないけれど、ピッタリの名前だよね」

「やっぱり佐々木さんなら共感してくれると思った。今まで誰にも言ったことがないんですよ」

「なんで?」

「笑われそうだったから」

 串に残った最後のぼんじりを食べ、ゴボウの串揚げを摘まんだ。ゴボウの繊維質と天ぷらの衣はどうしてこうもよく合うんだろう。

「ねえ、杉山さんの仕事のこと聞いてもいい?」

「はい、いいですよ」

「接客業の中で、どうしてホテルスタッフを選んだの?」

「大学生のころ、ファミレスでバイトしていて、自分の性格に合っているなって思ったんですよ。それで学生のうちにいろいろな接客業のバイトをして、喫茶店、ファストフード、居酒屋、そしてホテルの結婚式披露宴のバイト。それでホテルっていいなって思って」

 少し温くなったビールで喉を潤して、話を続けた。

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