未知の世界3
「こ、幸治さん。」
そう、扉を開けたのは幸治さんだった。
私が帰国してからずっと会いたかった人。
そしてその後ろにはお父さんとお母さん。
私は幸治さんの顔を見ると、張り詰めていた糸が切れたのか、
涙がポロポロと流れ落ちた。
「ちゃんと連絡しろよ。」
幸治さんがいつもの困った顔で私を見る。
「ぅうっ!
ヒッ!
ウゥッ…」
涙が止まらないでいると、お母さんがすぐそばに来てくれて、私を抱きしめてくれた。
「一人で辛かったわね。」
私はお母さんの言葉を聞いて、さらに涙が出てきた。
しばらくして涙が止まる頃、再び体が熱くなってきた。
「あら、かなちゃんっ!
幸治、かなちゃん、すごい熱くなってきたわ。」
私はそれからお母さんの顔を見ながら眠りについた。