未知の世界3

「おいっ!大丈夫か!?」






と、サークルの誰かの声が聞こえる。





うっすらと開ける目の前には、大勢の人が私を覗き込む姿が見える。





全身が痛くて声が出ない。





「ゲホッ」






と体にムチを撃つように咳が出る。






痛い。体中が痛い。





と思っていると、咳と同時に体のどこかから出てきたものが、口から流れる。





ドロッとしていて生暖かい。





そのあとに、血の味がした。





食べた物ではなく、これは間違いなく血だ。





顔中にドロッと広がるのがわかる。





すると、遠くから救急車の音が聞こえた。






あぁ、私、救急車に運ばれるんだ。






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