天敵なキミに恋をした
「相沢くん…ありがと…」
ギューっと相沢くんにしがみつくと相沢くんは少し困ったような反応をした。
「…頼むから抱きつくなよ……あぁ理性が……」
相沢くんがいなかったら怪我してた。
そもそも、相沢くんがいなかったら窓から飛び降りないのだけれど。
すると授業開始のチャイムがなった。
「え、やば!相沢くんいくよ!」
相沢くんを無理やり引っ張って音楽室へ向かう。
相沢くんは疲れ切った様子で拒否をしなかった。
「先生!遅れました…っ!」
なんとかまだ歌のテストは始まっていなくて息を切らしながらそういう。