天敵なキミに恋をした
「じゃあもし、主要3教科80点以上取れなかったら俺の言うことなんでも聞いてもらうからな?」
妖しげに微笑まれ、背中が凍る。
「が、頑張るよ……」
相沢くんのことだから変なお願いをしてくるに違いない。
「あ、それと。もしおまえが主要3教科80点以上取った時のお願いだが、部活の勧誘はダメだからな。」
そう言われ、えー。と口を尖らせる。
あ、でも……
「部活の勧誘以外だったらなんでもいいの?」
相沢くんにそう聞くとコクリと頷く。
「あぁ、なんでもいいよ。なんでもな。」
じゃあ、いい考え思いついた。
「お願い事思いついたっ!」
私がそう言うと相沢くんは不思議そうな顔をする。