天敵なキミに恋をした





「なんだよ。」





「えへへ、あのね、相沢くんにアルトサックスを吹いてもらうの!」





私がそう言うと相沢くんは苦虫を噛み潰したような表情になる。





「……まぁ、でも約束だもんな。わかったよ、吹いてやるよ。

その代わり俺が勝った時には恥ずかしいお願い聞いてもらうからな。」





相沢くんはそう言ってまた勉強に取り組む。




は、恥ずかしいお願いってなんだろ……




とりあえず私は、




「りりちゃん、勉強教えてっ!」




本気で勉強を頑張ろう。













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