天敵なキミに恋をした
女子たちはキャーキャーと言っていて、朝山くんはため息をついていて、
数少ない他の男子部員は恨めしそうに相沢くんを見つめていた。
「相沢くんにはアルトサックスをやって貰います。みなさん、自己基礎練やりましたね?
今日はもう時間がないので基礎練は省略します。なので10分個人練でそのあと合奏します。開始。」
先生がそういうとみんな練習し始める。
相沢くんも急いで楽器を準備して椅子もテナーサックスの横に置いて座って練習し始める。
この曲は結構難しく、個人練の時間は死にものぐるいで音を出して練習するみんな。
私の吹いてるバリトンサックスはリズム打ちが多く、そこまで難しくないが一部メロディーのところが難しいからそこ中心に練習する。